現在の仕事内容は?
私は人材派遣業界を支えるシステムの運用を担当しています。派遣契約にかかる契約書やタイムカード管理、その他派遣業務全般に関与するシステムです。利用上のトラブルへの対処や、様々なご要望を承り、開発担当と連携する、など「いかにお客様に、不具合なく便利にご利用いただくか」という観点で仕事をしています。また最近は長年運用されているそのシステム全体の継続的な品質改善のプロジェクトも担当しています。
出産・育児を取得する際に仕事に関する不安はありませんでしたか?
初めは少し不安がありましたが、当時の上司が産休・育休の前後とも、すごくよく相談に乗ってくださったり、復帰後のビジョンを話したりしてくださいました。また育児休暇の終了は、保育所に入所できるタイミングに影響されるのですが、その時期についても会社側に理解があり、無理なく復帰できました。
時短勤務をするうえで心がけていることは?
とにかく「報連相」。自分だけが知っていること、というものを極力なくして、何かあったら「これをお願いします」と、すぐに他の人に託せるような、業務管理を心がけています。あとは、できる限り効率よく仕事すること。タスク表のような日報を自身で作成し、「これだけは今日必ず処理」と朝に確認しています。仕事への熱意は時短勤務でも変わりはありません。しかしながら子どもの急な体調不良はつきもので、急な休みなど、ご迷惑をおかけすることもありますが、周囲が理解してくださっています。とても感謝しています。
特に助かっている制度はありますか?
1つは、「子の看護休暇」。(→子どもの病気や予防接種の際の休暇が通常の有給休暇とは別に5日)子どもは突然の発熱などが多く、休暇取得を余儀なくされます。でもこの制度があることで、本当に助かります。 2つめは、「時短勤務制度が小学校6年生まで」認められていること。他社ではもう少し短いケースが多いので、これも本当にありがたいです。 3つめは、「在宅ワーク制度」。例えば、子どもの体調不良の際など、病院へ連れて行った後、午後から在宅で仕事ができるので、このような制度はとても助かります。
働く女性として思うことは?
こうして私が子育てをしながら仕事をしていくことで、それを見た若い世代の女性社員達が「私も」と、迷うことなくずっと仕事を続けてくれるといいなと思っています。また、「情報は武器」だと思うので、「こんな制度を使えるよ」とか「何とかなるよ」など、私の経験を発信していき、その情報を後輩の皆さんに役立ててもらいたいと思います。
クオリカの社内制度の充実について
これは育児関係の制度とは異なるのですが、先日「女性のキャリアワークショップ」という研修を受けました。この研修は3か月にわたり、他部署の同年代の女性社員のみのメンバーで、外部講師を招いて行われました。講演を聞いたり、自分のキャリアの棚卸をして自分自身を見つめたり、お互いを認め合ったり、という内容です。研修内容はもちろんですが、参加メンバーで、仕事の話もプライベートの話もでき、社内での新たな人間関係も広がり、本当に充実した時間でした。会社が社員にマッチした研修の企画をしてくれることに、とても感激し、それに応えていかなければと、気持ちを新たにした次第です。
クオリカの魅力を教えてください。
クオリカが、会社として、お客様企業との信頼関係を築けていることです。その信頼関係のもと、担当する社員も一生懸命に誠意をもって仕事をすれば、その社員もお客様との良好な関係を築くことができます。私もお客様と共に多くのプロジェクトを担当しましたが、「次も渡邉さんにお願いしたい」とご指名いただき、多くの経験を積むことができました。そして「他社の担当者」に過ぎない私の結婚や出産の際も、本当に喜びお祝いしてくださるような人間関係も構築できました。取引先がこんな素晴らしいお客様であり、信頼関係を築けることこそ、クオリカの魅力であると心から感じています。
今後の目標について
まだ時短勤務は続きますが、まずは、今後も私に依頼したいと言われる案件を次々と獲得していきたいと思います。そして、これは「夢」ですが、いずれ社内で新しい部を立ち上げるようなことができたら面白いなと考えています。そのためには必要なスキル習得や活動フィールドを広げ、より多くの方に一緒に働きたいと思ってもらえるような存在になりたいと思います。