現在の仕事内容は?
インダストリービジネス2部のマネジャーとしてチームメンバーの管理、個人の担当業務として、自動車会社のお客様のプロジェクトで、予算の申請・確保、WBS(プロジェクトを細かな作業に分解して計画を立てる)、協力会社への発注、課題管理、リスク管理、などプロジェクトの立ち上げからクローズまで全体を管理する仕事をしています。
産休・育休前の状況について教えてください
その頃はまだマネジャーではありませんでしたが、プロジェクトリーダーをしていました。その時の上司に妊娠を告げたところ、「あ、よかったね、おめでとう!」とごく自然に受け入れてくださり、こちらは拍子抜けするほどでした。また出社時間も、「ラッシュは大変だろう」と時差通勤を勧めてくださいました。その後、双子と判明したため、産休が14週前(注:通常は8週前)からと、産休に入るタイミングが急に早まりました。その際も、こちらがプレッシャーを感じないように対応してくださり、携わっていたプロジェクトのすべての引継ぎもしっかり行え、私自身も「また戻れるかな」との思いで気負わずに産休・育休に入ることができました。
現在、大変なことはどんなことですか?
子ども達が4歳になったので、随分楽にはなりましたが。しかし子どもの体調不良は予測できず、急遽通院に時間を取られるなど、子育て中の皆さんと共通する悩みがあります。ただ、会社のメンバーは理解をしてくれて助けてくれるので、とても感謝しています。また仕事する時間が限られているため「より効率的に、より生産性を高く」は常に課題にしています。
管理職になった経緯は?
育休から復帰し、2年くらいのタイミングでした。上司から「試験を受けてみないか?」と聞かれ、試験は簡単でないし、まだ子どもも小さかったため悩みました。しかし、せっかくのチャンスだと思い、受けることを決心。決めたからには、と早いタイミングで準備にかかりました。この試験は論文を書いたり、プレゼンをしたりという内容で、なかなか大変でしたが、上司も親身になって協力してくれ、無事にクリアできました。
管理職になって変わったことは?
今まで大きくは意識してこなかった「組織目標」を意識しなければならない立場になりました。立場が変わることで、会議が増えたり、関わる人が増えたりするため、自然に視点が変わってきます。それに伴い、組織やプロジェクトを広い視野で全体を見ることが求められます。もっと上の方はその目標を達成すべくしっかりと動いている姿を見ているので、刺激をもらうと共に、まだまだ勉強不足だと痛感しています。
日々心がけていることは?
常に「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちで仕事に向き合っています。それが仕事のベースです。そのために、日々の一つ一つの仕事に真摯に向き合い、対処する。たとえ小さな仕事であっても、一生懸命に対処していく。その積み重ねがその先の新たなステージのチャンスを招くのだと感じています。
クオリカの魅力を教えてください。
就業時間や、就業場所など、多くの社内制度で、自分のライフスタイルに合った働き方ができることはありがたいです。女性は特にライフステージの変化により、左右される面があるので、制度が整っているクオリカはとても働きやすいと思います。また、年次が上がると、マネジメントをしたいか、技術を極めたいか、の選択ができる制度もあり、その人に合った仕事ができることはとても魅力だと思います。
今後の目標について
クオリカの管理職として、部門の目標に対し、どれだけ貢献できるか、ということを追求していきたいです。そのためには次のステップの勉強や、思考に使う時間をとることをしていかなければと思います。またそのためには、次の世代の育成をし、伝えていく、ということが必要になるので、人材育成にも注力していきたいと考えています。