報道関係各位
クオリカ株式会社

　ITホールディングスグループのクオリカ株式会社(本社：東京都江東区、代表取締役社長：西田光志、以下クオリカ) は、クラウド対応の予防保全支援システム｢CareQube (ケアキューブ) ｣を発売します。予防保全支援システムとしては業界初 ※1のクラウド対応システムとなります。
※1 予防保全支援システムにおいて (2011年4月11日現在) 当社調べ

　「CareQube」は、設備・機械の製造、販売をしているメーカー向けの予防保全支援システムです。工作機械やプレス機械などの産業機械や大型機械、特殊作業車両といった移動体などの様々な機械に、FOMAユビキタスモジュールを搭載した情報収集端末 (以下、『CareQube端末』) を取り付け、稼動データをサーバシステムに定期送信することで、出荷後の機械稼動状況の見える化を実現します。これにより、部品の適切なメンテナンス時期を判断でき、故障を未然に防ぐことが可能となります。また稼動情報を利用した顧客へのタイムリーな情報提供によるサポート・サービスの差別化や保守部品の在庫適正化などアフターマーケット・ビジネスを支援します。
本システムはクラウド対応のため、初期コストを抑えながら早期の導入を実現します。また、カスタマイズも可能なことから、自社に最適なシステムを導入したいというお客様のニーズにもお応えします。

1.「CareQube」の概要
(1) システムの機能
・機械の稼動状況を定期的に送信
・機械に故障、警告が発生した場合は、即時に送信
・機械の稼動状況から、部品の交換時期を通知
・機械の稼動レポートを日報、月報形式で表示

(2) システムの特長
・『CareQube端末』からサーバシステムまで、トータルでサービスを提供
・全ての機能がインターネットブラウザ上で操作可能 (スマートフォンにも対応)
・マルチ言語 (日本語、英語を選択可能) に対応
・通信にFOMAユビキタスモジュール、専用線を利用することで、高いセキュリティを実現

(3) システムの構成
　

(4) 『CareQube端末』の主な仕様

項目		仕様
外部インターフェイス	LAN	10/100Base-TX 1ch
	シリアル	RS-232 1ch
	デジタル入出力	接点入力×8bit、接点出力×4bit
入力電源		DC12～24V
外形寸法		W178mm×H150mm×D30mm(コネクタ・突起部除く)
質量		本体 880g
対応するシーケンサ		三菱電機製 MELSEC-Q/Lシリーズ(MELSEC MCプロトコルQnA互換3C/3Eフレーム対応) ※対応シーケンサは順次追加予定

　　<『CareQube端末』>
　　

(5) クラウド対応
・「CareQube」利用料やサーバー利用料などを月額制のクラウド型で提供。
　利用企業は、自社でサーバシステムを用意する必要がないため、初期導入コストの削減を実現。
　(『CareQube端末』はご購入頂く必要があります。)
・「CareQube」だけでなく、システムのデータバックアップや稼動監視など、システム運用サービスも合わせて提供するため、利用企業によるシステム運用監視・管理が不要。

2.価格
・『CareQube端末』は、1台当り 90,000円～ ※仕様により単価が変わります。
・「CareQube」システム利用料は、監視対象機械1台当り 月額3,000円～
※お客様のご要望によるライセンス販売も用意しています。

3.販売目標
　初年度 50システム (監視台数:5,000台)

■クオリカの概要 URL:https://www.qualica.co.jp
所在地 : 東京都江東区東陽5-29-15
代表取締役社長 : 西田 光志
資本金 : 12億3460万円
株主および持株比率 : ITホールディングス80% コマツ20%
従業員数 : 730名(2011年4月1日現在)
売上 : 138億円(2010年3月期)
設立 : 1982年11月
事業概要 : ITソリューションプロバイダーとして、製造業、流通・サービス業向けに業務用システム開発、パッケージソフト開発、システム運用、情報端末製造等の幅広い事業を展開しています。コマツのシステム開発・運用を長年にわたって手がけている等、幅広い実績を持っています。

このページの先頭へ