ホーム導入事例株式会社イーエスプランニング

駐車場事業でタッチパネル端末「WebLight」を導入
ダイナミックな料金の変更と攻めの価格戦略を推進

共通ソリューション

株式会社イーエスプランニング様

掲載日:2019年09月20日

導入ポイント

  • 課題
    ●駐車場料金のダイナミックな変更がシステム上で行えない
    ●運営管理に使っているノートPCが、排ガスや粉じんで壊れやすい
  • 評価ポイント
    ●製造業の厳しい環境でも壊れることなく稼働する頑強さ
    ●オールインワンで使い勝手がよく、タッチパネルの反応スピードが速い
  • 効果
    ●状況に応じて細かく料金設定を変える“攻め”の価格戦略を実現
    ●料金変更の結果を分析し、より売り上げと利益を上げる方策を検討

課題

競合に勝つためのダイナミックな料金変更が困難
劣悪な環境でも故障しないクライアント端末が必要

イーエスプランニングは、神戸市内を中心に駐車場の運営受託事業を手掛けている中小企業です。元々建築設計事務所としてスタートした同社は、ビル、マンション、アパートなど様々な不動産の運営管理を行う中、近年は主に最も有望なタワー型の駐車場の運営受託に焦点を絞り、ビジネスを展開しています。
神戸市の繁華街などに点在するタワー型の駐車場の運営では、自家用車や業務用の乗用車などが入庫する際に、入口に設けられた事務所で管理スタッフが端末に時間を入力し、印刷したレシートを顧客に提供。出庫の際に再度時間を入力し、駐車時間を計算して請求する流れです。
従来は、時間の入力やレシートの発行などの業務に、管理ソフトを実装したノートPCを使用。ただし、ノートPCによる管理では複数の問題を抱えていたと、イーエスプランニングの担当者は言います。「タワー型駐車場運営で最も重要なのが、時間帯や周辺道路の混雑状況、近隣の競合他社の料金設定を見て、ダイナミックに駐車料金を変えていくことです。しかし、当時の管理ソフトでは適宜単価を変えることはできず、通常料金に対してスタッフが電卓で補正値を加え、料金の上げ下げを調整する実にアナログな手法で対応していました」。さらに、問題だったのが、排ガスや粉じんをノートPCのファンが吸い込んでしまい、故障が発生しやすかったこと。劣悪な環境でも問題なく稼働し続け、料金設定もシステム側で柔軟に変更できる仕組みの構築が、同社の課題として浮上していたのです。

解決策

SI会社がWebLightを用いたソリューションを提案
ディスクレス・ファンレス構造による耐環境性を評価

課題解決のために手を挙げたのが、神戸市を拠点に基幹業務システムの開発を手掛けるSI会社のジィアンドジィです。同社は、クオリカのタッチパネル情報端末「WebLight(ウェブライト)」をフロント側に活用し、POSレジとクライアント・サーバーシステムを組み入れたソリューションを提案。イーエスプランニングではWebLightの機能を検証し、「タッチパネルの反応スピードが速いことを高く評価した」と話します。一方で、当初はタッチパネル付きのノートPCや一体型のデスクトップPCも検討したそうですが、最終的に選んだのはWebLightでした。「理由はシンプル。WebLightは製造業の厳しい環境の工場でも壊れることなく稼働している実績があり、頑丈だと判断したからです」。
WebLightは、ハードディスクも冷却用ファンもない、ディスクレス、ファンレス構造のため、耐環境性に優れているのが特徴の一つ。排ガスや埃が多い駐車場での運用に十分耐えられるというのが、同社が見出したメリットでした。搭載OSは組込み用のWindowsを採用することでで、定期的なアップデートをすることなく、長期間のサポートが受けられることも魅力。起動は50秒程度と一般的なPCに比べて速く、PCのようにシャットダウンの手順を踏むことなく、家電感覚で電源のオン/オフが行えることなど、現場のスタッフが使いやすい点も評価されたポイントでした。
最新モデルではOSに「Windows10 IoT Enterprise LTSB 2016」を採用しています。

駐車場事業部 新規開発チーム 主任 藤岡翔義 氏駐車場事業部 新規開発チーム アシスタント 齊藤拓哉 氏

効果

蓄積されたデータを活用し、勝てる価格戦略を推進
コンサルティングビジネスを次の事業の柱に育てる

イーエスプランニングでは、第一弾としてWebLightを15台導入し、料金を弾力的に変更する攻めの価格戦略を推進しています。導入に当たっては、中小企業等経営強化法の認定を受け、一定の設備を新規に取得した場合、固定資産税が3年間にわたって半分に軽減される特例を利用。行政的な手続きはジィアンドジィとクオリカで担い、クライアントは手を煩わせることなく、税金の減免を享受できたことも、今回の導入プロジェクトのポイントです。
加えて、WebLightの運用を通じて蓄積されたデータを分析する機能も大幅に拡充して実装。ダイナミックに料金を変更した結果、入庫台数はどのように変化したか、売り上げへの影響はどうだったかがひと目で把握できるようにして、本部で価格戦略を練る際の指標として役立てています。
さらに、イーエスプランニングでは、今回導入したWebLightを含むソリューションを、他の地域で同じように駐車場の運営受託ビジネスを展開する同業者に対して提供する、コンサルティング事業も計画。「駐車場事業を行っている業者は、最初に設定した駐車料金を変えずに運用しているケースが多いのが実状。私たちのように、WebLightを使ってダイナミックに料金を変更するなど価格戦略をしっかり行えば、売り上げや利益をより向上させることが期待できます。今後、自社で成功事例を積み重ね、そのノウハウとシステムを他社にコンサルティングするビジネスを、次世代の事業の柱に育てていくのが、私たちが目指す次の一手です」。
つまり、状況に応じて細かく料金設定を変え、データを集めて分析し、PDCAを回すことによって駐車場をさらに儲かるビジネスにしていく。こうした新しい駐車場ビジネスがWebLightの導入を皮切りに実現すると同時に、地域密着型で大手と競合する中小駐車場運営会社への支援も行う――。イーエスプランニングでは、そのような青写真を描き、駐車場激戦区で勝ち残るための方策を編み出し、水平展開を試みようとしているのです。

WebLight画面

今後の展開

製造業から小売業、サービス業、医療、自治体まで
規模の大小、業種に関わらず、幅広く使えるのが強み

WebLightは、元々製造業の工場への設置事例が多く、具体的には、金属の圧延工程やブレーキパットの粉体焼成工程、シリンダーヘッドの切削工程、自動車部品鋳造工程などのタッチパネル端末として導入されています。他方で、地方自治体の公共施設予約端末としても採用され、小売業や飲食業などではPOSレジ端末や勤怠入力端末として活用されているケースもあります。
さらに、医療用検査装置のタッチパネル端末にWebLightを採用するなど、汎用的な機器に組み込まれる例もあります。今回の駐車場事業への導入のように、サービス業での活用も可能。規模の大小、業種に関わらず、製造業から小売業、サービス業、医療、自治体まで、様々な利用シーンに対応できる点が、WebLightの強みです。
累計出荷台数は3万台に上り、一度使うと頑丈なことや使い勝手の良さを実感でき、リピートが多いのも特徴です。今後も製造業を中心としながら、他業種への展開や汎用機器への組込みの促進を、自社やSI会社と連携して行っていく予定です。

お客様のプロフィール

会社名
株式会社イーエスプランニング
http://www.esplanning.co.jp/
所在地
兵庫県神戸市中央区栄町通6-1-19
設立
1992年5月1日
資本金
40,000,000円
事業内容
神戸市内を拠点に、タワー型の立体駐車場、コインパーキングなどの運営受託ビジネスを展開。他の地域で同様のビジネスを営む中小企業に対し、システム導入も含めた事業運営コンサルティングの提供も計画。

サービス・ソリューション

お問い合わせ先:IoTソリューション事業部 IoTコンポーネント部
TEL:03-5937-0761
FAX:03-5937-0802