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クラウド型生産管理システム「AToMsQube」導入により、各種情報の見える化と、蓄積データの活用により業務効率化を実現

システム導入の背景と課題

製品写真:リアハブ

株式会社伊藤鋳造鉄工所様(以下、伊藤鋳造鉄工所様)では、地元ベンダーが開発したシステムでEDI取込や購買、造型計画等を実施していました。Excelでの別管理が多く、属人化や管理が煩雑等の課題がありました。
「従来のシステムは15年位使用しており、手書きでの処理が多数占めています。AToMsQubeを導入する事により、業務の効率化を図ると共に、原価計算の実施、データダウンロードとExcelによる管理帳票を作り整備していくことで、社員全員が見える、使えるシステムを目指しています。」と代表取締役の伊藤幸司氏は話します。

生産管理システムAToMsQube導入の目的と狙い

AToMsQube導入の目的は以下の4点です。
①在庫の削減
リアルタイムな在庫管理を行い、在庫精度の向上を図り余剰在庫の削減を図る。

②業務効率化(生産性)の向上
受注~製造~出荷の一連業務をシステムで一元管理し、情報の見える化を行い、生産性向上を図る。
また、需要、在庫、仕掛を考慮した所要(MRP)に基づき、効率のよい注湯計画立案を行う。
AToMsQube導入前はExcelで管理していたものを、システム化を行う事により属人化解消や、
現場に於ける情報の見える化を図る。

③調達作業の効率化
AToMsQubeのWEB-EDI機能を使用する事により、手発注処理からシステムでの一部自動化による
購買業務の効率化を図る。

④クラウドサービス利用によるシステム運用負荷の低減
自社サーバー運用を無くし、運用担当者の負荷低減を図り、本来の業務へ注力する。

導入後の効果

①在庫の見える化
従来のシステムでは、品目の状態が完成品なのか仕掛品なのかが分からなかったが、
AToMsQube導入を機に在庫管理が容易になった。
また、従来は納期回答にも時間が掛かっていたが、在庫が速やかに把握できるので、
回答スピードの向上にも結びついている。

②業務効率化
得意先からのEDIデータをそのままAToMsQubeに取り込むことが可能になり、日々の受注情報だけではなく、
単価情報、新規品目(品番)情報がシステムに自動登録可能となり、マスタ整備に費やす時間が減少、
業務効率が向上した。
また、AToMsQubeに登録されているデータがダウンロードできる為、Excel等を用いて
簡単にデータの加工が可能になり、管理資料等の作成に掛かる手間が減少した。

③WEB-EDIの有効活用
仕入先や協力企業に対して従来は手発注を行っていたが、主要な仕入先・協力企業にはAToMsQubeに
ログインして頂き、注文情報の取得を行って頂くことにより、注文情報の早期伝達、効率化が図れている。
また仕入先から納期情報を入力頂く事で、納期管理が行えるようになる。

④システム運用負荷の低減
サーバーはクオリカにて24時間監視されており、システムの可用性が向上した。
また、サーバーの老朽化対応、OSバージョンアップ対応等からも解放され、クオリカのデータセンタを
利用することにより、万全なセキュリティ、BCP対策ができ、運用業務負荷が軽減する事によって、
本来の業務へ注力する事が可能となった。

<システムイメージ図>

左から
(株)伊藤鋳造鉄工所
 業務部 生産管理センター 駒木根 正史 様
 業務部 生産管理センター センター長 大内 勝 様
クオリカ(株)
ITサービス事業本部 製造サービス事業部 製造サービス部 主任 齊藤 健二
ITサービス事業本部 製造サービス事業部 営業部 西原 和博

お客様のプロフィール

会社名
株式会社伊藤鋳造鉄工所
http://www.itofound.co.jp/
所在地
〒319-1112
茨城県那珂郡東海村村松3129-43
代表取締役
伊藤 幸司
従業員
98名
生産品目
建設機械、車両用モーター、産業機械等(エレベーター、ポンプ、ホイストモーター)鋳造部品の製造及び販売

サービス・ソリューション