ホーム導入事例株式会社ヰノセント

「SpecialtyQube」の導入によりリアルタイムで売上・在庫状況が確認でき、客注や商品補充の高精度化、迅速化を達成。365日稼働するヘルプデスクが店舗スタッフの問い合わせを全面的にカバー

アパレル業 株式会社ヰノセント様

掲載日:2015年06月11日

導入ポイント

1.課題・POSレジの機種が古く、端末がタッチパネル式でない
・在庫数の管理をリアルタイムで行えず、売れ筋の分析、顧客の分析もできない
・社内の情報システム担当者が店舗のスタッフからの問い合わせに
 土日も含めて対応しなければならず、負担が大きい

2.目標・MD(仕入計画・販売計画)のPDCAサイクルを迅速に回せるように、商品コントロールの精度や
 効率性を向上
・購入履歴のデータベース化を図り、BIツールを組み込むことで、優良顧客の囲い込みに役立てる
・店舗スタッフからの問い合わせは、保守・運用サービスのアウトソーシング化で解決

3.成果・各店舗の端末上で在庫の状況がひと目で確認できるように改善し、その場で商品の補充入力も
 可能になり、手間と時間を削減
・クオリカのヘルプデスクが365日問い合わせを受けられる体制が整い、店舗スタッフの
 日常的な業務フローがスムーズに
・今後は顧客のビッグデータ分析や商品コントロールの自動化、ダブレットを使った接客なども計画

導入企業の概要と課題

老朽化するPOSレジを刷新する

株式会社ヰノセント様(以下、ヰノセント)は、「NÎMES(ニーム)」、「LA MARINE FRANÇAISE(マリン フランセーズ)」などの自社ブランドの洋服、雑貨に関する企画、制作、販売、卸を展開するとともに、「Honoré(オノレ)」、「les Olivades(レゾリヴァード)」などの海外ブランドの洋服を国内でライセンス販売するアパレル会社です。日本全国に持つ47店の直営店を通じて販売し、その他にも数多くのセレクトショップに卸売を行っています。商品に共通するコンセプトは「フレンチカジュアル」。1993年に代官山に第1号店を開業した当初から、洋服や雑貨を通して普通の生活をお洒落に演出する、いわば生活全体をデザインする姿勢を貫き、いわゆるライフスタイル提案型のファッションブランドの走りとして、長年注目されてきました。

現在、アパレル業界はファストファッションが注目されていますが、それに対し、ヰノセントは丁寧なモノづくりにこだわっている点が強みであり、差別化のポイントです。洋服は生地から開発し、社内に在籍する複数のデザイナーやパタンナーによって、自社ブランドはすべて自社企画で制作。特にボーダー柄のシャツは同社の看板商品であり、30代~40代のナチュラル志向の女性から多くの支持を集めています。

 

しかし、同社はMD(仕入計画・販売計画)を管理するシステムに関して、課題を抱えていました。「POSレジの機種が古い」「タッチパネル式でない」「在庫数の管理をリアルタイムで行えない」「売れ筋の分析、顧客の分析ができない」などが主な問題点。以前は卸業と小売業(直営店販売業)の割合は半々でしたが、近年は小売業の割合が増えてきたため、優良顧客の囲い込みや商品コントロールを強化する必要にも迫られていました。それらの課題を実現するには、当時使っていたPOSレジでは限界が見えていました。そこで、そのPOSレジが保守切れになるというタイミングで改めてベンダーを選定し、新たなシステムを導入する検討を始めたのです。

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システム導入の条件とクオリカの評価ポイント

SaaS型システムと柔軟なカスタマイズ

新しいシステムを導入するに当たり、以下のような複数の目標(条件)を設定しました。
 ・MDのPDCAサイクルを迅速に回せるように、商品コントロールの精度や効率性を高めること。
 ・紙のスタンプカードを使ったポイントサービスを電子化し、購入履歴のデータベース化を図り、
  優良顧客の囲い込みに役立てること。
 ・BIツールを組み込み、店舗のスタッフでも簡単に分析できること。
 ・社内の情報システム担当者が店舗のスタッフからの問い合わせに対応する現状を改め、
  保守・運用サービスのアウトソーシング化が図ること。

上記の条件に基づき、数社のベンダーに要件定義を依頼。その中でクオリカの販売管理システム「SpecialtyQube」と店舗のPOSシステム「RealQube」をVPNで結び、リアルタイムで売上状況などを確認できるシステムを選定した理由を、ヰノセントの取締役統括管理部長の小川晋氏はこう話します。


株式会社ヰノセント
取締役 統括管理部長
小川晋 様

「クオリカのシステムは条件をクリアしていることに加え、SaaS型だったため、初期投資が他社より1~2割程度抑えられることが魅力。さらに、パッケージでありながら、柔軟性が高いことも評価できるポイントでした。当社は各店舗の店長にMDの権限をある程度持たせ、店長がバイヤーとなって本部から商品を仕入れる形態をとっています。この形態は個々の店の状況に応じた商品展開が可能になるといったメリットがあります。この独自の形態に合わせてカスタマイズできる点は、クオリカのシステムが抜きん出ていました。それに対し、他社の提案は、本部が商品コントロールを一括する、垂直統合型のSPAモデルを達成するシステムであり、柔軟性が低いものでした。」

もちろん効率化は大切ですが、各店舗の店長がお客様のことを考えてMDを担う点も残していきたいというのが同社の考え。モノづくりにこだわる会社ならではの方針と言えるでしょう。ヰノセントの小川氏は、そうしたバランスを重視したビジネスを柔軟なシステムによって支援できるクオリカを高く評価し、導入を決めたのです。

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導入後の成果

“生きた在庫の状況”の確認で業務が大幅に改善

SpecialtyQubeとRealQubeのシステムを導入後はいくつか成果が出ています。まず、店舗の在庫がリアルタイムで確認できるようになったことが特筆すべき点です。「客注(顧客の注文に応じて商品と取り寄せること)があった場合、従来は店舗のスタッフが本部に電話で依頼し、本部から他店舗に電話で在庫を確認して送るなど、非常に手間がかかっていました。それが新しいシステムでは、各店舗の端末上で在庫の状況がひと目で確認可能です。いわば、『生きた在庫の状況』がチェックできる。あとは店舗のスタッフが本部に発注すれば、取り寄せができます。手間と時間を削減できたメリットは大きいでしょう」(小川氏)。

端末上で倉庫の在庫を確認し、商品の数量を入力して発注する「補充入力」の機能も役立っているようです。従来は本部が各店舗からファックスや電話で発注を受け、倉庫に指示するという手間がかかっていたので、省力化につながっています。また、BIツールを導入したことにより、各店舗の店長が売れ筋や顧客性向などを様々な角度から分析することが可能になっています。

保守・運用に関するクオリカのフォローにも満足していると言います。以前は情報システム担当の社員が、土日も含めて問い合わせに対応していましたが、今はクオリカのヘルプデスクが365日問い合わせを受けられる体制が整っています。「問い合わせに対するクオリカのリアクションには非常に満足しています。店舗のスタッフは故障以外に、操作方法がわからない時にも手軽に問い合わせることができ、日常の業務フローがスムーズになっています」と、小川氏は評価します。

<ヰノセント様のシステム構成イメージ図>

店舗のPOS(RealQubeアプリ)と、本社(店舗バックヤード含む)販売管理システム(SpecialtyQubeアプリ)をインターネットVPNで結び、リアルタイムで売上や在庫の状況を確認できるソリューションを構築。本部では売上情報を別の基幹・分析システムと連携させ、より詳細な分析を行うことが可能になっている。

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今後の展開と他社へのアドバイス

大切なのは現場の声を取り入れること

今後のシステムの改修では、3つの点を考えているそうです。1つは、現在蓄積されている顧客の購買履歴などを基にビッグデータ分析を試み、自社ブランドのファン作りに役立てること。もう1つは、商品コントロールに関して、店長の負担を減らすため、ある程度の数量が売れたら自動的に商品が補充されるなど、本部からの支援を強化すること。そして、最後がタブレットで商品情報やコーディネート例、在庫照会などの表示を可能にして、店舗のスタッフが接客ツールに使えるようにすることです。いずれもクオリカのサポートによって実現していく予定です。

システム導入を検討している他社の方々に助言できることは、「導入前に現場の意見を徹底して聞くプロセスを踏むこと」と、小川氏は話します。「私たちもプロジェクトを開始する前に現場のスタッフを集め、POSレジをどのように使っていて、何が不満かなどを詳しくヒアリングしました。また、試作段階でスタッフにRealQubeのタッチパネルを使ってもらい、感想を聞いてボタンを大きくしたり、階層を最適化したりするなどのカスタマイズを進めていきました。今はパソコンを上手く使いこなせない若いスタッフも多く、よりオペレーションを単純化することが求められます。そうした現場に合わせた改修は稼働後も取り組み、エンドユーザーが使いやすいシステムを追求しています」。

パッケージシステムでは、機能性もさることながら、個々の会社の状況に合わせて、いかに柔軟にカスタマイズできるかということも、重要なポイントです。クオリカは今後もヰノセント様の要望に応え、よりユーザーオリエンテッドなシステムを目指していきます。

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お客様のプロフィール

ヰノセント様ロゴ
会社名 株式会社ヰノセント
所在地 東京都渋谷区恵比寿南3-2-13
設立 1988年1月
資本金 1,000万円
事業内容 アパレルの企画・製造・販売・卸
展開ブランド NÎMES (ニーム)
LA MARINE FRANÇAISE (マリン フランセーズ)
nîmes et nîmes (ニーム エ ニーム)
HONORE' (オノレ)
Les Olivades (レゾリヴァード)
CABBAGES & ROSES (キャベジズ&ローゼズ)
équipée(エキペ)
代表者 土田久雄
スタッフ数 250名(グループ総計)
年商 48億円(グループ全体)

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お問い合わせ先

ITサービス事業本部 流通サービス事業部 営業部
TEL:03-5937-0760
FAX:03-5937-0802
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導入事例

ゼブラジャパン株式会社様

将来の機能拡張を考えオールインワンのSpecialtyQubeを導入。新規店舗開業までわずか3カ月の状況で短納期導入を実現、顧客に深く入り込むクオリカの手厚いフォローを高く評価。

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