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販売会社における業務分析業務を強力に支援。「Tableau」を活用した、次世代BIシステムの構築。

製造業 日産自動車株式会社様

掲載日:2015年02月23日

システム構築の背景

顧客中心のビジネススタイルへの変革


国内に120社以上の販売会社網を展開する日産自動車株式会社様(以下、日産自動車様)では、中期経営計画「日産パワー88」のもと次世代のディーラーシステム構築を進められています。次世代システムは、顧客を常にビジネスの中心ととらえ、新車販売から中古車販売、アフターサービスなど、カーライフのあらゆるステージで顧客に最適提案やサービスを提供するための基幹業務システムです。

顧客中心のビジネスモデルへの変革をねらう今回の次世代システムでは、膨大なデータソースからビジネスの状況をリアルタイムに把握し、顧客をキーに様々な情報分析にも活用できる新たなビジネスインテリジェンス機能(以下、新DealerBI)の実装も必要になりました。そこで日産自動車様では、比較検討の結果、最新のBIツール製品であるTableau Software社のTableau(タブロー)を採用し、2014年6月から「新DealerBI」のプロトタイプシステムの開発に着手され、クオリカはその開発パートナーに選定されました。クオリカはTableauの機能評価から実装はもちろんの事、データマートや基幹システムとの連携機能開発、稼働環境の標準化と実装などプロジェクトを全面的にご支援、プロトタイプシステムは計画通りに完成し、2014年12月より順次ユーザーへのリリースが開始されています。

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システム概要

「Tableau」をベースに、次世代のBI基盤を刷新

日産自動車様の従来のBIシステムでは、近年のユーザー数拡大も背景に、様々な課題が表面化しつつありました。従来のBIシステムでも、ユーザーはデータマートへ自由にアクセスし、受注予測など様々なデータ分析が可能でしたが、データ抽出にはある程度のプログラミング知識が必要であった事、定型レポートが年々増加し1,000種を超えるなか、用途に合ったデータマートが不足しがちであった事、またその結果として、明細データからのデータ抽出が多くなり利便性やレスポンスの悪化にも直面していました。そこで日産自動車様では、次世代システムの構築を契機にBIシステムも全面的な刷新を決断、BIツールには比較評価の結果Tableauを採用されました。

「新DealerBI」は、主に、ETLServerを介して基幹システムデータからOLAPデータベースを生成する機能、中核となるTableau Serverによるデータ分析機能、データ利用を促進するためOffice365へのデータ連携機能で構成されています。また今回のプロジェクトでは、将来のグローバル展開や機能拡大も見据え、Tableauの機能評価や、運用の標準化も合わせて実施しています。


(システム概要図)
 

中核となるTableauは米国「Tableau Software社」が開発し、国内では「Tableau Japan株式会社」が販売するBIツール製品で、全世界で12,000社以上の導入実績を誇ります。高度な分析スキルやITスキルがなくとも、誰でも簡単にデータの可視化やダッシュボード機能を利用できるツールとして評価が高く、国内でも既に300社以上で採用されています。日産自動車様の比較検討でも、ユーザー操作性や分析処理性能はもちろんのこと、将来の拡張性や費用対効果など、「新DealerBI」用のBIツール製品として高い評価を得ました。

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開発者が語るシステム構築のポイント

今回の開発プロジェクトを担当した、クオリカ担当者は以下のように語ります。

「今回のプロジェクトでは、Tableau、SQL server Integration Service等のツールをメインとした開発となりました。これにより、通常の開発プロジェクトよりも生産性を向上できたと感じています。
TableauはBIツールとして、短期間でレポートを作成するには最適なツールです。レポートの仕様を決める際も実際に操作を行い、お客様とイメージを共有することで手戻りの発生を抑えることができました。
また、どのツールにも得手・不得手がありますが、今回はTableauの得意とする視覚効果の高いレポート作成機能を、非常に効率的に作業を進めることができました。ただし、日本の企業にありがちな巨大なクロステーブルのようなものに関しては、どこまでTableauにフィットさせることができるかがキーとなりました。これについてはTableau社のエンジニアの協力のもとノウハウを吸収し進めることで、お客様に満足いただける仕組みが構築できたと思います。」 (プロジェクトリーダー:村山)

「Tableauは一般的な帳票ツールやBIツールと比較して短時間で視覚効果の高いグラフやインタラクティブなレポートを作成できる優れたツールだと感じています。
今回のシステムではSAML方式による2要素認証を採用して構築を行い、BIシステムをWeb公開する上でのセキュリティ性確保を実現しました。また、認可方式についてもTableauサーバの認可機能をいかに業務要件にフィットさせていくかが勘所となりますが、事例が少ない中でもベストプラクティスに辿り着けたと感じています。
最も苦労したのは日産自動車様の堅牢なインフラ環境上でのTableauサーバの導入作業でした。様々なセキュリティ上の制約がある中でも無事導入できたことで貴重なノウハウを得ることができました。」  (インフラ・アーキテクト担当:久保)

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「新DealerBI」への期待と今後の展望

日産自動車様の各販売会社では「新DealerBI」により早速効果を発揮しています。「Tableau」が得意とする高速で直観的なデータ分析やレポーティング機能により、車種別の売上や利益、新車登録期間の把握、顧客定着率の分析など、主要レポート作成やKPI把握の迅速化が期待されています。ユーザーへの展開も順調に進んでおり、日産自動車様では今回のプロトタイプを基盤に、順次レポートやマートを追加実装する計画です。

製造業でのTableauの採用事例としては最大規模となる今回の「新DealerBI」。日産自動車様では、最終的にはグローバルで4万人のユーザーに展開し、顧客満足度のさらなる向上や販売体制の強化を目指されています。

(新車販売状況画面例)

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お客様のプロフィール

日産自動車様ロゴ
会社名 日産自動車株式会社
社長兼最高経営責任者(CEO) Carlos Ghosn(カルロス ゴーン)
本社所在地 〒220-8686 神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
設立 1933(昭和8)年12月26日
資本金 6,058億13百万円
主な事業 自動車、船舶の製造、販売および関連事業
従業員数 23,085名(単独ベース)142,925名(連結ベース)
連結売上高 104,825億円(2013年)

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お問い合わせ先

産業事業本部 第二事業部 営業部
TEL:03-5937-0730
FAX:03-5937-0801
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